ミッチャンのぶろぐ~。

ミッチャンが書けることを書きます。

退院後に施設に入りたいが費用がない。生活保護は受けられるのか。

   

Pocket

退院後に自宅に帰るのが困難な場合、施設を検討するが、その費用の捻出が困難な場合、生活保護は利用できるのか、ということについて書いてみようと思います。

今回は、大事なところだけ、記載しますので、応用してみてください。

スポンサーリンク

生活保護の基本

生活保護は申請しないと受けられません。

お金がないからと言って自動的に行政が適応してくれるわけではありません。

 

生活保護は、その地域、世帯、年齢などを加味した基準に、その人の収入が満たないときに、その足りない分を給付します。

 

考え方はこれです。

つまり青い部分が基準を超えれば、生活保護の対象とならない。(赤い部分が無くなる)

青い部分が少なければ、生活保護の金額(赤い部分)が増える。

という、シンプルなものです。

ただし、基準はいろいろな条件により変わってきます。

 

ちなみに、生活保護になれば、施設費用のほとんどが生活保護から出ることになります。

 

入院中の対象者は独居か、同居か?

現在、生活保護の受給を考えている対象の方が独居か、同居かで受給できるかどうか変わります。

一つの例を挙げます。

例)息子と母親の二人暮らし。母親が対象者。母親は年金がゼロ。息子は建築関係の仕事で収入に波がある。この母親が病気になり入院中。改善し退院を予定するが、身体の機能の低下で、自宅での生活が困難になり施設を検討中。

①入院中の申請

この母親に対して生活保護を適用したい、と息子は考えるが、入院中(病院にいる間)は対象者一人での申請はできません。息子と母親の二人丸ごとの申請になります。もし、息子の収入が、直近3か月の平均が基準(親子二人での)を超えていた場合は、生活保護の対象となりません

②施設に入居してからの申請

母親が退院後施設に入居。入居してから、母親を対象としての申請をします。これは、母親だけが対象となります。

 

ポイント!

ココでのポイントは二つ。

)同居しているか、別居になったか

2)入所先が、医療系の施設(病院、療養型施設、老人保健施設) か、 福祉系の施設(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホームなど)か。

とくに、2)は大事です。病院、療養型、老健については、家族と離れて生活をしている、とはとらえられず、”入院”と同じ範疇で考えます。ですから、老健は最短3か月で自宅に戻ることが前提になっているし、基本的に病院に入院(転院)しても、それはあくまでも治療が終われば自宅に戻ることが前提なのです。

ここが、特養や有料老人ホームとの違いです。特養や有料老人ホームは、終の棲家として取り扱われますし、住所地を移すことが多い。完全に別居状態になるわけです。

 

スポンサーリンク

 

注意!

ただここで注意がひつようです。もし、上記の例で、母親が経鼻経管栄養で、食事をとることになっている場合、特養や有料老人ホームなどでは受け入れられません。栄養を入れる際に、管がきちんと鼻から食堂に入っているかを確認することが、高度な医療行為にあたり、感染症や食堂を傷つけるなどのリスクがあるため、どこも許可が下りません。自動的に医療系の施設になります(主に療養型施設、もしくは転院になると思われます)。
(※注)「胃ろうにするなら受け入れます」という話もありますが、これは倫理上いろんな議論もあり、よくよく検討が必要です。無駄に命だけ延ばす、という考え方、生きれるならそれでもやる、という考え方、いろいろです。)

→ 上記の例で考えた場合、生活保護を受けられない条件として、

・入院中の申請
・息子の収入が平均で基準以上(同居を前提の基準で)
・母親が経鼻経管栄養である

この条件が重なると、行き場がありません。自宅に戻って、息子が栄養を管理するか、訪問看護師が行うか。これも在宅サービスにも限界があり、経鼻経管栄養ができるようになるにはかなりの条件のそろったヘルパーなどが必要です(別の機会で説明できればと思います)。

実際あったケースでは、鼻の経管栄養を抜いて、自宅に退院し、普通にヘルパーが入りました。本人(認知症)、息子とヘルパーはかなりの覚悟でした。

最後に・・・

今回は、極端な例かと思いますが、今後も同じような状況で、施設を検討するが、費用が足りない、ということで生活保護を検討する方がいらっしゃるかと思います。その場合、今回見たような条件があるので、思ったように先に進まない、ということも発生します。

病院の相談員(ソーシャルワーカー)も上記の内容を知らないことも有り得るし、条件がそろってしまった場合、お手上げ、ということにもなります。

ですから、今後、介護が必要になりそうな家族を抱えている方で、経済的に心配のある方は、早めに生活保護について、役所で相談し、どういった条件であれば受けられるのか、生活保護の他に方法はないのか、選択肢を見つけておくことをお勧めします。

 

以上です。

では!

 

 

スポンサーリンク

 - 介護