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身体01(20分未満の身体介護)の算定要件とサービス内容について

   

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身体01(略して”身0”、シンゼロ、ですね)って、どんな時に算定するのかご存知でしょうか?

これ、目にする機会って、普通に在宅でのサービスではあまりないですね。

訪問介護には、「身体介護1」というものと、「身体介護01」というものがあります。

どう違うのでしょうか?

この、ある意味、謎(?)な、「身体01」とやらの、算定要件や、どんなサービス内容の時に使うのか、見てみましょう。

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「身体介護1」と「身体介護01」の違いは?

身体介護01・・・身体介護が中心であり、所要時間が20分未満の場合(165単位)

身体介護1・・・身体介護が中心であり、所要時間が20以上30分未満の場合に算定(245単位)

 

上記の通り、訪問介護事業所が、身体介護を行ったときに要した時間の違いで、20分までなら「身体介護01」、20分以上30分未満であれば「身体介護1」を算定します。(身体02については後程記述)

この、”時間”による算定については、指定訪問介護事業所が、訪問を行ったときに、実際かかった時間ではなく、計画に位置付けられた内容の指定訪問介護を行うのに必要な標準的な時間で所定の単位数を算定する、という内容になっています。

これは、例えば、介護計画の内容として、ベッドから車いすへの移乗の介助を行うというものであった場合、力士のような巨体の方でなければ、普通は、体調を確認⇒姿勢を整え⇒乗り移りの介助⇒姿勢を治し⇒再度体調確認、という一連の流れを行うにあたり、ゆっくりやっても10分あれば十分でしょう。

これを、例えば、30分も40分もかけてこの内容を行った、というのは標準的な時間が必要であった、とは言わないわけです。計画を立てたということは、ケアマネジャーやサービス提供責任者が、適切にアセスメントをしたうえで、10分もあればできる内容であるということが前提です。それが、標準的な時間というわけですね。

想定される20分未満の身体介護の内容とは?

この20分未満の身体介護中心型については、

  • 最短で必要な所要時間は定められていない(”〇〇分以上”となっていない)
  • だからと言って、単なる安否確認や体温や血圧を測ったり、顔色を見たり、そのために体を起こす介助をするといった若干の身体介護は認められない

では、どんな内容を想定しているかというと、

「利用者の生活にとって定期的に必要な短時間の身体介護」 (参照:下記参考資料②)

です。

具体的には、排泄介助、体位交換、服薬介助、起床介助、就寝介助といった、毎日、必ず必要となる生活行為に対しての介助を想定しています。

※ちなみに、この20分未満の身体介護に引き続き、生活援助をおこなうことは認められていません。つまり、”身体01生活2”といった算定の仕方は存在しないということです。実際、ありませんね。

 

参考資料:厚生労働省  (WAMNET/平成27年度介護報酬改定について
①指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平成十二年厚生省告示第十九号)
②指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について(平成12年3月1日老企第36号厚生省老人保健福祉局企画課長通知)

 

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算定要件!(平成27年度介護報酬改定以降)

この20分未満の身体介護については、いわゆる「2時間ルール(前回提供した訪問介護から、おおむね2時間以上空けてサービス提供する)」での提供になるのか、2時間空けずに行う(「頻回の訪問」)のかで、算定要件が違ってきます。

普通の(?)、つまり、身体介護1や、身体介護2などの身体介護中心型を算定するのと同様に、20分未満の身体介護を算定する場合は、平成27年度の改正では、全ての時間帯で、全ての訪問介護事業所で算定できるようになりました。

もともとは、定期巡回などの訪問介護における、夜間のおむつ交換など、その他頻回の訪問が必要な場合を想定したものでした。時間帯なども決められており、事業所の体制の要件だったり、対象となる利用者の要件も決まっていました。

ですので、一般的な訪問介護事業所での算定は無く、あまり目にするものではありませんでした。

ただ、今回、在宅で生活する中重度の要介護者に対する介護をより細かにできるようにすることで、支援を促進することを目的に改正がなされ、身体介護の時間区分のひとつとして(つまり、所要時間20分以上30分未満の身体介護型である身体介護1などとならんで)、「20分未満の身体介護」が位置付けられたのです。

また、、定期巡回・随時対応型訪問介護等で提供できる20分未満の身体介護の特徴として、「頻回の訪問」が可能であり、よりこまめな訪問ができることは、より密度の濃いサービス提供ができるようになったといってよいのではないでしょうか?
ただし、そのためにはいくつかの条件をクリアすることが必要なので、案の定、良さそうな内容には複数の壁が設定されております。

 

20分未満の身体介護の算定要件

【身体介護の一つの時間区分として「20分未満」のサービスを位置付ける場合】(身体介護01)

・すべての指定訪問介護事業所において算定可能
・前回提供した訪問介護から、おおむね2時間以上の間隔をあけて提供すること

 

【前回の訪問からおおむね2時間未満の間隔で提供する20分未満の身体介護を提供する場合】(身体介護02:頻回の訪問)

《事業所の体制の要件》
〇利用者又はその家族等から電話等による連絡があった場合に、常時対応できること
〇次のいずれかに該当すること
•指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護の指定を受け、かつ、一体的に事業を実施している
•指定訪問介護事業者が指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業者の指定を合わせて受けようとする計画を立てていること(対象の利用者が要介護3~5であること)

《利用者の条件》
〇次のいずれにも該当すること
•要介護状態区分が、要介護1または要介護2である認知症(※1)のもの、および要介護3~5である利用者(※2)
•該当する利用者に関するサービス担当者会議が3か月に1回開催され、おおむね1週間に5日以上、頻回の訪問を含む所要時間が20分未満の身体介護が必要であると認められた利用者であること
(※1)認知症高齢者の日常生活自立度のランクⅡ、Ⅲ、Ⅳ又はMに該当する利用者
(※2)障害高齢者の日常生活自立度のランクB以上に該当する利用者

 

参考資料:厚生労働省  (WAMNET/平成27年度介護報酬改定について
①指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平成十二年厚生省告示第十九号)
②指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について(平成12年3月1日老企第36号厚生省老人保健福祉局企画課長通知)
③平成27年度介護報酬改定に関する Q&A (平成 27 年4月1日)

 

 

 

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