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ケアマネジャーはどんな仕事で報酬をもらうのか?

   

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ケアマネジャーの仕事って何でしょうか?

基本的には制度による報酬なので、報酬が支払われるための条件に合った仕事をすれば、当然報酬が入ります。

一般的に考えれば”ケアプランを作成する”というのが主な仕事ですね。

ケアプランとは、つまり、おじいちゃんの時間割表みたいなもんです。(その表現でほんとによいのか?)

よく耳にする”ケアプラン”とは、「居宅サービス計画書」の事だと思われます。

が、報酬が出る仕組みとして考えると、

ケアプラン=居宅サービス計画書

ではなさそうです。

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報酬をもらえる直接的な仕事から考えてみる

もし、ケアマネジャーが報酬を得るために、他のすべてをやらずに、「これだけやれば!」というものは、

サービス利用表の作成(もしくは提供表の作成)です。

(※基本的にほとんど同じ書式ですが、サービス利用表は利用者が見るもの、サービス提供表はサービス事業所が見るものです。内容は同じものです。)

つまり、介護サービスの予定を立て、実行されることが条件です。

例えば、10月に週3回デイサービスの予定を立てました。そして、何度かお休みはあったが、利用の実績があった。その利用者の10月の合計利用単位数は、(だいたいでいきます)900単位×10回=9000単位。これを、国保連(国民健康保険団体連合会)に請求することで、居宅介護支援費として報酬がもらえます。要するに「プラン作成料」です。

ということは、最低限、利用が確実な介護サービスを組み込んだ利用表を作成すれば、報酬はもらえる、ということになります。

 

しかし、当然、これだけで済むならケアマネジャーは必要ありませんね。行政による実地指導が入れば、アウト。場合によっては業務停止です。

 

 

サービス利用表は、ケアマネ業務としてはあくまで結果であり途中経過

ケアマネジャーには、「一連の業務」というものがあります。

アセスメント⇒居宅サービス計画書原案作成⇒サービス担当者会議⇒居宅サービス計画書確定⇒モニタリング⇒・・・(繰り返し)というものですね。加えて、毎月の利用者宅への訪問面接、支援経過記録も随時必要です。

 

上の項でみたとおり、サービス利用表を作成し、サービスが行われていれば、報酬はもらえます。

しかし、他の業務を行っていなければ、いずれ報酬はすべて返還になるでしょう。

では、他の業務とは何か。

さて、これを逆に考えてみます。

 

居宅サービス計画書

サービスが組み込まれた利用表を作成するには、そのサービスがなぜ必要なのか、利用者は何を求め、我々はどんな方針でサービスを行っていくのか、というプランが必要です。

これが居宅サービス計画書です。

この計画書にサービス種別や内容が位置付けられなければ、本来、利用表にはサービスが記載されません。

利用表の作成には、居宅サービス計画書が必要です。ですから、この計画書の結果として利用表(提供表)があると考えてよいと思います。

つまり、ケアプラン、というのは、居宅サービス計画書+サービス利用表(提供表)の一組と考えたほうがよさそうです。

 

では、その、居宅サービス計画書は、何を根拠に出来上がっているのか?

 

サービス担当者会議

サービス担当者会議は、居宅サービス計画書に盛り込まれた支援者が一同に会して、支援の方針を決める会議です。

この支援者の中には、サービス事業所、ケアマネはもちろん、主治医や家族、例えば訪問マッサージ、訪問歯科、場合によっては近隣住民、民生委員なども含まれます。

それぞれの立場から見た専門的な意見のやり取りをして、利用者についてや、全体の方針、それぞれの役割に対しての共通認識を持つことを目的として開かれます。

司会はケアマネジャーです。

ケアマネジャーは本人を中心にして、各支援者から意見をもらい、まとめて、居宅サービス計画書が一定の方向で意味を持ち、皆が納得できるよう仕上げていきます。

一言で言えば、みんなでどう支援するか、計画を作り上げる会議と言って間違いはないと考えます。

仮にここで、原案と違う意見が出て、それに対して異論がなければ、計画に採用されるわけです。

ケアマネジャーとしては、このサービス担当者会議の良し悪しが、計画に影響し、その先のそれぞれの動きが変わってきますし、さらには、考えていた以上に良い効果がでて、全体的に生き生きと動き出すところなど、そのダイナミズムを目の当たりにすることもあります。

サービス担当者会議は、ケアマネジャーにとって、その業務の中で最も根幹となる場所なのです。

 

アセスメント ⇒ 居宅サービス計画書原案

では、サービス担当者会議の議題、要するに元ネタとしての居宅サービス計画書原案はどのようにつくるのか?

いくら資格を持っていても、何もないところからプランは作れません。

情報を集めなければなりません。

何の情報か?

 

もちろん、対象者の情報です。

どんな情報でしょうか?

 

めちゃくちゃ、大雑把に言えば、その人の衣・食・住の実際です。

この”衣食住”って言葉は、かなり生活を網羅しているな、と感じています。専門家らしくないかもしれませんが、これが案外良いのです。

”衣”は、着物の意ですが、衣類から考えれば、洗濯も入ります。洗濯ものをたたむ、しまう。着替えもあります。清潔なものを着る、着替える。着替えるだけでなく、お風呂に入る。清潔は大事ですね。

”食”は、食事ですが、食欲という言葉から、体の健康状態、服薬もあります。食事を作る、調理、材料、買い物、冷蔵庫に保管。買い物のために外出する。1日3回?2回?生活サイクルを表す一つの要素でもありますね。食の乱れは生活の乱れです。

”住”は、住まい。環境。家はどんな風?どんな土地にある?玄関の段差は?お風呂、トイレ、台所、寝室、リビング。掃除は誰がするの?一人暮らし?同居している人は誰か。どんな立場か。ベッドか布団か。陽当たりはどうか、近所とのつながりは?親戚づきあいは?

こうして、どんどんイメージが膨らんでいきます。その人が何を信じているのか、信念は何か、どんな感受性を持っているのか、どんな考え方の癖をもっているのか、なども分かってきます。

そうです、これが、アセスメントです。

その人の1日の動き、1週間の動き、1か月の動き、1年の動き、これまでの生き方など、イメージできるまで、その映像を組み立てていきます。

もちろん、本人や家族からの聞き取りをしながらです。

すると、自然と、今何に困っているのか、これからどうしたいと考えているのか、なぜこうなっているのか、わかってきます。整理されてくるのです。こちらだけでなく、本人たちもそうではないでしょうか?

課題分析、と難しく言われますが、情報が集まってくると、見えてくるものがあり、それをきちんと文章化させてまとめていきます。分野ごとにまとめるとすれば、身体的なこと、環境的なこと、精神的なことなどにまとめても良いと思います。

各分野のことをまとめ、更にそれをつなげてまとめ、さらにさらに、凝縮していくと、2つか3つの重要ポイントが出てきます。

この重要ポイントに、原因をくっつけて、さらに今後の対策という、”動き”をつけていくと、支援方針が出来上がります。

ここまで来て、分析が出来上がり、さらに、いくつかの課題が明確になるので、居宅サービス計画書が作れるのですね。そこで対策を具体化すればよいのですからね。

 

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モニタリング

上記までの、一連の流れは、一つの方向に作り上げている過程ですが、このモニタリングは、「振り返り」です。

何を振り返るのか?

それは、アセスメントして、担当者会議を開いて、計画書を作って、物事が動いたその途中経過として、進行状況はどうか、サービス内容が利用者の生活に効果的なものになっているか、新たな問題は発生していないか、利用者自身はどう感じているか、など、ちょっと振り返ってみるのです。

やりっぱなしではダメってことですね。

計画は、ケアマネジャー一人で作ったものではありません。

なぜなら、担当者会議を通して、関係者みんなで話し合って、確認し合っているわけですから、利用者、サービス事業者、その他関係者すべてに責任があるはずです。

この、モニタリングはケアマネジャーの業務ではありますが、もちろん、デイサービスや、ヘルパー、福祉用具など、それぞれモニタリングの機会は作っているはずです。自らのサービス内容を振り返るわけです。

ケアマネジャーは自宅に訪問し、利用者自身と相対して言葉を交わして、この1か月間どうだったかを、直接確認します。この動きをすることで、利用者自身も振り返ることができるのです。そこで、継続するのか、変更するのか、相談して決めていく。利用者自身の生活の問題なのです。

この振り返りをすることで、皆が参加している介護計画に「質」を与えます

これを定期的に繰り返すわけです。

この定期的というのも、ケアマネジャーは一か月に最低1回は自宅に訪問し、本人と面接をします。上記のことをするわけです。これだけではモニタリングというわけではありません。モニタリング=自宅訪問ではありません。

自宅訪問して、状況を確認し、それを持ち帰って、計画に変更が必要なのか、継続なのか、変化が発生しているのかどうか、など評価をすることがモニタリングです。

これをしなければ、即刻減算対象です。当然ながら利用表にハンコをもらいに行くだけではない。

何しろ、毎月の利用表を作る事は、翌月のサービス予定を作ることですから、当然、必要性があるかどうか、計画通りかどうかなど、確認しながらでなければ、適切なサービス提供にはならないわけです。そして、そもそも、皆で決めた計画通りの適切なサービス提供ができないなら、利用者の生活も成り立たなくなるはずで、結果的にやっている意味がなくなる。何のための介護保険なのか、という根本的な問題になるわけです。

それくらい、このモニタリングは大事であり、ケアマネジャーの仕事の中心部分なのですね。

 

支援経過記録

そしてもう一つ、随時発生する仕事は、この支援経過記録です。

あなたは、「いつ、どんな理由で、何をして、どこに行って、誰と会って、何を考え、どんなことが起こって、どんな対応をしたか、説明してください。」と言われて、すぐに説明できますか?

もう一つ、仕事への質を与えるのが、この支援経過に記録を残すことなのです。

これは、利用者のデータであり、ケアマネジャーの仕事の軌跡であり、次の行動をするための根拠にもなります。

さらに、ケアマネジャーは一人で動いてますので、自分の仕事を証明するための記録でもあります。

 

自宅に訪問してきた内容や、事業所とのやり取り、発生した出来事など記録をすることで、自分の頭の中の整理もできますし、振り返りも同時にできます。ただでさえ、終わりのない仕事ですから、記録をつけることで、その瞬間瞬間の達成を区切れるものでもあるのではないか、と最近考えています。

この支援経過記録の活用次第で、動き方も変わってくることもあるのではないでしょうか?全てのベース、基礎になるものだと考えます。

ケアマネがすべき仕事って何?

①毎月の自宅訪問、面接、サービス利用表(提供表)の作成、日々の記録

②アセスメント、サービス担当者会議開催、会議の要点作成、居宅サービス計画書作成、

上記の①、②がメインの仕事です。

毎月を行い、介護認定の更新時や状況の変化時にを行う。

 

この一連の動きがすべて連動して行われて初めて、ケアマネジャーの仕事をしたことになり、報酬が支払われます。

逆に、一つでもかけていれば、減算です。

運営基準減算」として、「あなたはケアマネの仕事をしていない!だから、減額します!」ということになります。これが2か月でも続けば、一つのケースにつき、報酬はZERO~になります。

 

つまり、一連の業務を通して、利用者がその有する能力を発揮して、自立した生活を送れるように、支援をするのが我々、介護支援専門員の具体的な仕事なのです。

そのほかの仕事は、これらに付随する雑務ですね。(それらは、できれば省きたいですなぁ。FAXとかね。そろそろ紙はやめようよ・・・。)

 

 

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